「ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

テレビマンが語る 移植の映画論を文庫で読む。


「ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ」
吉川 圭三 (著)
文藝春秋 (文春文庫)/2014.6.10/)


「特命リサーチ200X」「恋のから騒ぎ」
「世界まる見えテレビ特捜部」など数々の
ヒット番組を手がけ、ビートたけしや明石家さんま、
所ジョージが信頼するテレビマンが、
古今東西の映画を腑分けし、
「人間は何を見たいのか」を徹底的に分析する。
映画からどうやってヒントを得て、
テレビ番組づくりに活かすのかという発想法も満載。
              <裏表紙より>


映画狂で、高校時代に映画を作ったことが
原体験となり、クリエイティブの世界へ。


でも、映画界ではなく、テレビ界へ。
しかもドラマではなく、バラエティ。



著者は様々な映画からヒントを得て、
番組作りに活かしていく。


ヒット番組の着想になった話や番組秘話などを
交えつつも著者の大好きな映画が
たくさん登場し、その映画の見どころも
語られるという もの作りをする人には
読み応えたっぷりの本。


業界の人の自慢話ではなく、映画愛を
感じる本で、好感がもて、
ジャンルごとの映画論もおもろしい。

ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ (文春文庫)/吉川 圭三
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