「MONKEY Vol.6 ◆ 音楽の聞こえる話」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「音楽」が特集の雑誌2冊。





「MONKEY Vol.6 ◆ 音楽の聞こえる話」
柴田元幸 (編集)
スイッチパブリッシング/2015.6.15


11人の作家が「音楽」がテーマの短編や短歌を
津綴り、アーティスト11名がヴィジュアルを提供。


文芸雑誌って、小さくて、活字がギュッと
詰まっているものか多いけど、これは
ゆったりとしていてページ毎にレイアウト
も違うし、とてもスタイリッシュ。

写真や絵のセンスもすてき。

音楽家、小沢健二のエッセイに、漫画家の松本大洋が
絵を提供した、コラボや寓集も。


「あなたの好きなアルバムの、
ライナーノーツを書いてください」という依頼。
かつてLPレコードを買うのが命がけで、
ライナーノーツを隅々まで読んだという世代の
人たちがそれに答えているのも、とてもいい感じ。





「東京人」july.2015
特集『歌謡曲の東京』

「MONKEY」がすっきりしているのに対し、
こちらはごちゃごちゃ雑多な感じが昭和臭漂う。


「My Best Tokyo Song」のコーナーでは、
角田光代がRCサクセションをあげたり、、
関川夏央が「ラブユー東京」を語ったり。


懐かしい東京ソングのジャケットや
アーティストの写真があふれる。


「はっぴいえんど」から始まったという
「『東京ソング』クロニクル」や
「『東京』を感じさせる名盤20選」
もとても興味深い。



MONKEY Vol.6 ◆ 音楽の聞こえる話/スイッチパブリッシング
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東京人 2015年 07 月号 [雑誌]/都市出版
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