「忘却のサチコ 1.2」 | 月灯りの舞

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自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「忘却のサチコ 1.2」
阿部 潤 (著)
小学館 (ビッグコミックス)




美味しいものを食べた時に得られる
”忘却の瞬間”を求めて、
ありとあらゆる美食を追いかける!!
絶品グルメ・コメディー。
             《帯より》


   

「孤独のグルメ」以降、
登場人物が食事をするという漫画が
増えているけど、これも
“食べる漫画”だけど、とてもおもしろい。

主人公のサチコは文芸誌の編集者で、
とても実直な女性でいつも完璧を求めて
いる人。

そんな彼女が結婚式に花婿に逃げられる
ところから始ま
る。



そんなサチコは、美味しいものを食べている時だけ、
その淋しさを忘れられることから、
美味しいものを求めて食べ歩く。


作家さんとのやりとりや取材のために
旅に出て、ご当地グルメを食べたり、
食のウンチクも隠し味に入れつつ、
展開する一話完結のお話。



やけ食いとか大食いとかじゃなくて、
丁寧に美味しいものを食べることって、
とても幸せなことで、
あまり美味しいと、無の境地になるよね。
それがタイトル「忘却」に反映されていて、
悲しみを乗り超えて、
そこから発見するものもあるのかもね。






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