「ハートフルセックス」 | 月灯りの舞

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自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

恋愛エッセイのカリスマ中谷氏とAV界のカリスマ男優
鷹さんとの共著。


「ハートフルセックス
  ―愛を高める72の法則」

中谷 彰宏:著/加藤 鷹:著
KKロングセラーズ(ロング新書) /2007.6.25/905円

_ハートフルセックス
テクニックより、この人だったら大丈夫だなと
思わせる信頼感や安心感を相手に持たせることなのだ。
相手が信頼という入り口に入ると、
あとはセックスという出口に行くしかない。
                <表紙折り返しより>


二人の対談ではなく、鷹さんの言葉を盛り込みつつ、
中谷氏が文章にしているという形。


72ものの法則が書かれているが、大体が
「セックスは性器ではなく、ハートに挿入しろ」
いうようなことで、具体的なセックステクニックが
書かれているわけではない。


「照れながら、大胆になろう」とか
「エッチのギアは、段階を細かく上げていこう」とかね。


笑ったのは
「体位を変える時、いちいち抜かない」
と、まあ細かい注意書きを連ねている。


でも、中谷氏、どんだけ鷹さんが好きやねん!
というくらい、どの章もほとんど、鷹さんをヨイショする
言葉で始まっている。


例えば、第8章「普通のことが一番エッチだ」のとこでは、
“昔から鷹さんを見ていて、私のセックスは鷹さんで育った”とか。


第10章「エッチにならないと、汗はでない」のとこでは、
“私は、鷹さんの汗が好きだ”と。

なんか、笑える。

男がスケベを全開にした時には、異常に汗が出るらしく、
業界では“スケベ汗”というらしい。


まあ、これは男性向けの本で、
こういうふうにセックスをしてあげたら、
女は悦ぶよ~という本なんだけど、
なんか、ここまで女性に気を使わなくてもとも思う。


そりゃあ、互いに思いやる気持ちは大事だし、
ロマンティックでフェミニストっぽくていい感じでは
あるのだけど、互いに理解しあえてたら、
感じるままに即物的な方が燃えそうだけど。
って……私ってケダモノ?


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