凹んでしまう本ではなくて、
凹みが凸になる本。
「夜の~」ってつくと、なんかちょっと
イヤラシイ感じだけど、
清く正しい文庫本。
「夜の凹み本― 366のココロの風船」
藤原 ようこ:著
大和書房(だいわ文庫)/2008.1.10/571円
夜、ひとりの時間に自分をふり返る。
そんなとき、ここにある言葉たちは、ときになごませ、
ときになぐさめ、ときに迷いを消してくれる万能のパートナー。
夜ごとページを開いて、言葉の魔法にかかる!
<裏表紙より>
文案家(コピーライター、プランナー)である
著者の書き下ろし「言葉」本。
資生堂や山崎パンなどのコピー作品をてがけた方で、
映画『ロッキー・ザ・ファイナル』の
「自分をあきらめない」ってコピーも作品の一つだって。
特に、おお~っ て思うコピーじゃないんだけど、
逆に、気取らず飾らない 素直な言葉たちが
やさしく響いたりする。
そして、凝縮された言葉の中にポジティブな
光が射している感じ。
愛のことだったり、仕事のことだったり、
366もの言葉たちが並ぶ。
寂しい夜に読んでみると、いい朝が迎えられるかも。
「しあわせを、シェアする人がいる、しあわせ」
「『好き』に、まっすぐ。ずっと、まっすぐ。」
「傷の、果てに、愛が見える」
「大ぶろしきを広げなさい。その方ががんばれる」
「釣った魚にエサをあげる男が好きだ。
釣った魚を食べない男は、大嫌いだ」
「やさしくされると、強くなれる」
「二人が見つめあっている間は、恋。
同じ方向に歩き始めたら、愛」
「いつか心が届くまで、言葉を贈り続けたい」