「浮世艶草紙」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「浮世艶草紙」
   八月 薫:画/篁 千夏:原作
リイド社/2007.6.24/550円



浮世艶草紙


こっちも江戸の性文化がテーマの劇画。


漫画といっても、ただいやらしいだけの
漫画ではなく、江戸の性の知識をちりばめた
かなり高レベルなもの。


嫁ぐ娘にばあやが初夜の話を教える「和合指南」とか

初めての男女の横に着く女の「介添女」の話も

興味深く、そそる。


巻末には原作者による江戸の性文化の考察が
書かれ、参考文献も豊富だった。

でも、この絵が色っぽい。


漫画家さんは、時代劇はこれが初めてと
あとがきに書かれてたけど、巧いし、
タイトル通り艶っぽい。

からんでる時の女の表情がいいから、
けっこう感じる。