「映画の中の本屋と図書館 -後編-」 | 月灯りの舞

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自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「映画の中の本屋と図書館 -後編-」
  飯島 朋子:著   
  (日本図書刊行会/2006.4.10/1500円)


図書館

図書館や本屋の場面が出てくる映画ばかりを
集めた本の後編。


前編は、比較的新しい映画が紹介されていたが、
後編は古い年代のものも取り上げている。

半分以上観ていない映画なんだけど、
読んでいると、シーンの勉強になる。

巻末には図書館映画に関する文献の紹介もある。



映画の中での図書館や図書館員の描かれ方は、
その時代、その国においての図書館の社会的位置を
表すものだという。


「図書館」を入れることで、どんなイメージを
与えるのか、想像しながら読むとおもしろい。


私の大好きな俳優ブレンダン・フレイザーが
主演の「きっと忘れない」もとりあげられている。
大学図書館が出てくる映画だ。


これはホームレスと大学生のふれあいを通して
人間にとって大切なものは何かを教えてくれる
ヒューマンドラマで泣ける映画だ。


実際にも図書館には、ホームレスや無職の方が
多くいる。
お金がかからなくて一日いられる場所。
とっても快適な空間だと思う。