「黒い報告書 エクスタシー」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

先日、とあるBARのマスターに
手相を見てもらったら、
「貪欲だねー」と言われた。

まあ、エピキュリアンだから……。


しかし、欲望に振り回されると、
こんな結果になってしまうよねぇ~という本。



「黒い報告書 エクスタシー」
「週刊新潮」編集部 (編集)
新潮文庫/2014.4.28/520円

愛欲と金銭欲。その二つが絡み合ったとき、
人は犯罪の罠に堕ちていく。
脚フェチのストーカーによる歪んだ復讐。


指名手配中の逃亡犯と寂しい女が過ごした愛欲の日々。
保健室で繰り広げられる女教師と女子高生の禁断の戯れ。
実際の事件を元に濡れ場たっぷりに描く、
「週刊新潮」人気連載傑作選。
         <裏表紙より>


男女の愛憎や欲をめぐって起きた
実際の事件を有名作家が「読みモノ化」した
ものの中から、特に官能的なものを
集めたアンソロジー集。



前回の「インモラル」に次いで今回は
「エクスタシー」編である。


快楽というものは、人それぞれであり、
性の絶頂というのも様々。
その欲望の為に人は一線を超えてしまったり、
その欲望が奪われた時、人に悪魔が宿ったり。
そんな事件たち。


実際の事件は感情に左右されるものだけど、
ミステリの架空の世界は理論的。



黒い報告書 エクスタシー (新潮文庫)/著者不明
¥562
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