「南仏おいしい物語」
島 静代:文/ 柏木 リエ:絵
東京書籍/1996.7.18/1600円
威勢のよいかけ声がとびかう朝市。山羊のチーズとワイン。
コルシカのお惣菜。そして魅力的なレストラン。
著者がフランスに滞在していた時にふれた、
南仏のおいしいものを、エッセイと美しいイラストで紹介。
著者はパリで料理修行をし、日本人初、女性初の
フランス調理師国家試験の合格者という快挙を達成した方。
食材や料理のことだけでなく、その土地の暮らしぶりなど
女性らしい視点のエッセイとして描かれている。
絵を描かれた方もパリで絵画を勉強した方で
色使いがカラフルで南仏っぽい。
絵画集としてながめるのもすてき。
古い本だけど、センスのいい絵で古さを感じさせない。
ソフトカバーなのにこのお値段は、美しい色合いの絵が
豊富だからか。
レシピもあって料理を作るのがお好きな人には実用的かも。