「ダメな人のための名言集」 | 月灯りの舞

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自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「ダメな人のための名言集」
   唐沢俊一:著
   幻冬舎 (2005/08)


_ダメな人の名言集

何げなく口にした一言から、その人の本当の姿が
見えてくる名言たち。
人生におけるピンチのとき、カンフル剤のようにきっと
あなたの役に立つ(はず)。 <裏表紙より>


ちょっい古い本だけど、サクサク読んで、笑えて
息抜きにはもってこい。


唐沢俊一の選ぶ“名言”だから、
一般に知られている名言じゃなくて、
やっぱりちよっと変わった言葉たち。


メジャーな人なのにこんなこと言ってたのかって
毒言や下ネタアリ。


著者いわく、“順風満帆の時ではなく、帆柱が折れた時に
役立つかもしれない言葉
”だって。


「全て努力がムダになった時につぶやいてみたい名言」とか
「世の中全てに毒づきたい時に使える名言」などなど
カテゴリーわけがまた絶妙。



よいお世辞があれば、二ヶ月はそれで生きられる」
              マーク・トゥエン


彼ほど才能ある作家でも褒めてもらいたいんだと。
人間というのは人に認めらることが最大の
モチベーションだという。


『詩』
 一人の心に灯りをともす
 別の一人に欠伸をさせる
              堀口大學


こんな醒めた目でみていた大學だからこそ、
人にわからぬ難解な詩を書く詩人と
違って、詩が人々にどう伝わるかを
常に考えて、その作品をあとから何度も推敲して
いたという。