「神々の食」
池澤 夏樹:文/垂見 健吾:写真
文春文庫/2006.6.10/667円
食べ物を作るという仕事は、神様の仕事に
近いものかもしれない…。
沖縄に移住した作家と、南方写真師が十年の
歳月をかけて訪ね歩いた食の現場・三十五景。
<帯より>
テーマを「食材」にしぼって、美しい写真と
共に、沖縄の風土や自然、文化などを
紹介している。
食べるものはそのまま文化となるという著者が
沖縄のとごが本土と異なるか、どこが魅力なのか
ということを明らかにしていく。
味を言葉で伝えるのは難しいとしながらも、
その食材にまつわる話や、料理方法、
沖縄の人にとってのその食材のもつ意味など
様々観点から食を語っていく。
とにかく写真が美しい。
眺めているだけで、すぐそこにあるかのように
感じられる。